愛車を長持ちさせるために必要なメンテナンスで欠かせないエンジンオイル交換や、定期的に交換しないと上がってしまうバッテリーの交換など車には定期的に交換をしなくてはならないパーツや部品があります。2年に一度の車検(初年度は3年に一度)で十分なものもあれば、もっと短いスパン交換しなくてはいけないものもたくさんあります。本記事では主要な消耗品の大体の交換時期と費用を紹介していきます。
エンジンオイル
車の心臓部であるエンジンを潤滑に回すためのいわば血液のようなものです。エンジンオイルを交換しないと燃費悪化や加速性能の低下の最悪の場合はエンジントラブルで寿命が短くなる場合があります。セルフで交換することも可能ですが、廃液処理などあとが面倒くさいので、お店に依頼をしたほうがコスパは良いかもしれません。
エンジンオイルの交換時期は1年に1回
基本的に1年もしくは1万~1万5千Kmに1回の頻度の交換が必要です。またシビアコンディション(悪路やアップダウンのある道)での運転が多い場合は、少し早めの交換がおすすめです。ターボ車の場合はエンジンに負担がかかるため半年もしくは5千Kmに一回の交換が必要です。一部の車ではロングライフオイルというものがあり2年に一度の交換で済むものもあります。
交換費用は車種により3,000円~7,000円が相場
交換の費用はエンジンオイルの量が少ない軽自動車であれば3,000円前後、排気量の大きい車では高額になります。ディーラーで行うよりガソリンスタンドやカー用品店で行えば安く済みます。2,000円ほど追加でオイルエレメント(フィルター)も一緒に交換できるのでおすすめです。
エアークリーナー
エンジンを空気に取り込む時にごみやほこりをキャッチするフィルターにような役割をしています。汚れたまま交換しないと燃費や性能が悪化する可能性があります。セルフでの交換ですがメーカー、車種によって工具が必要ない場合もありますし、お店に頼んだほうが良いケースもあります。
交換時期は3万km~4万km
走行している環境によって汚れの付着具合が違います。汚れていたら交換となります。
交換費用は2,000円~10,000円
部品代が2,000円~6,000円、工賃が1,000円~4,000円程度となります。
タイヤ
タイヤは車の重要な部品で唯一、地面と接地しているパーツです。タイヤがすり減っていたり、ひび割れしていたりするとスリップしたり、突然パンクしたりとチェックを怠ると重大な事故につながります。スリップサインが見えていたり、タイヤにひび割れが現れたら寿命ですので交換するようにしましょう。定期的セルフチェックすることが重要です。

タイヤのスリップサイン(盛り上がっているところ)
交換時期はスリップサインやひび割れが表れたらすぐに交換
タイヤは運転の仕方、例えば急アクセル、急ブレーキが多いとその分すり減り寿命も短くなります。また車両重量が重いと同様にすり減ります。タイヤの溝が1.6mmすり減るとスリップサインが見え交換時期となります。また車に全然乗らなくてもタイヤはゴムですので4~5年で固くなりひび割れしてきますのでチェックしましょう。
交換費用は車両によってピンキリ
タイヤの交換工賃自体は15,000円~20,000円ですが、タイヤ本体は軽自動車など小さい車だと4本セット4,5万で交換できますが、大型SUVや外車など大きいタイヤだと金額も高額になります。
タイヤの組み換えは、タイヤチェンジャーという器具が必要だったり、組み換え後にバランス調整を行うためにホイールバランサーが必要なため、お店に任せたほうが良い作業となります。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)
ブレーキを踏んだ際に、ブレーキパッドに力を伝える役割があるため大変重要な消耗品です。劣化してくるとオイル内に水分が混入し、ブレーキを多用したときに水分が蒸発、気泡が発生しブレーキが利きづらくなります。
・交換時期は2年に一度、車検の際の交換が推奨されています。
・費用は5,000円~12,000円前後です
重要なメンテナンス箇所のため、交換はお店に任せるようにしましょう。
ブレーキパッド
ブレーキをかけると、このパッドがディスクをつかみ、車体に制動力がかかります。ブレーキをかけるとこのパッドがすり減っていきます。

交換時期は5万km前後を目安に
ドライバーの運転の仕方、ブレーキを良く踏む運転であれば当然ブレーキパッドの摩耗も早くなります。またストップアンドゴーが多い街中では消耗も激しくなり、ブレーキをあまりかけない高速道路や郊外での運転が多い場合消耗は控えめと環境によって大きく変わります。ブレーキパッドは新品で10mm前後の厚みがありますが、3mm以下になると交換の目安となります。基本的には5万km前後で交換する場合が多いようです。
交換費用は1万~3万円が相場
ブレーキパッドが2,000円~15,000円くらいで工賃が4,000円~12,000円あたりが多いです。こちらも重要なメンテナンス箇所になってくるので、お店に依頼しましょう。
クーラント液(ラジエーター液、冷却水)
走行して熱くなったエンジンを冷却するための液。液漏れによってクーラント液の補充が必要な場合もあります。通常は車検の際に交換するものでしたが、性能が向上し、7年もしくは16万km(トヨタ車)まで交換不要と長寿化しております。
交換費用は工賃込みで4,000円~15,000円が相場です。またこの作業もエア抜きなど専門知識が必要なためお店に任せるようにしましょう。
バッテリー
バッテリーも消耗品で劣化してくると、バッテリー上がりといってバッテリー内の電気が放電され車のエンジンがかけられなかったり、リモコンでドアが開けられなくなってしまいます。車で出かける予定があったり、朝通勤に使うのに車に乗れなくなったら困りますよね!?バッテリーが上がる前に事前に交換することをお勧めします。
交換時期はおおむね3年が目安
基本的に車検時に交換することをお勧めします。当然使用状況によっては変わってきます。特に最近のアイドリングストップ機能がある車両で、この機能を頻繁に使っていると劣化が早くなります。ストップアンドゴーの頻度は高く、信号待ちでも停止時間が30秒以下の場合はアイドリングストップ機能をOFFにしたほうが、バッテリーにも、エンジンにもやさしいためOFFにすることをお勧めします。
バッテリー本体の金額が車種、メーカーで違う
軽自動車などであれば安いバッテリーは数千円で済みますが、高級車や大排気量車などであれば5万ほどする場合もあります。工賃は1,000円~3,000円程度となってます。
車のバッテリーの交換は比較的自分で整備しやすい部類に入るでしょう。気を付けなければいけないのは特に最近の車でバッテリーを交換後に診断機で設定やリセットを行わなければいけない車種が増えてきたことです。診断機が無い場合はエラーが出てしまうのでお店に預けましょう。
スパークプラグ
ガソリンエンジンの燃焼室にて火花を散らし、燃焼させるための火付け役で重要な部品の一つです。このスパークプラグが劣化すると点火不良を起こし、燃費の悪化、エンジン不調の原因となりますので適切な時期の交換が大切です。
軽自動車で1~2万km、普通車で3~4万kmでの交換が推奨となっています。また車検時の項目に入っておりませんので、エンジンの調子が悪いと感じたら点検を依頼しましょう。
費用は1台あたり5,000円~20,000円が相場です。エンジンのレイアウトで作業難易度が変わります。またスパークプラグ単体であれば1本500円~3,000円となりエンジンの気筒数分必要となります。
セルフでの交換はエンジンのレイアウトによります。軽自動車などアクセスしやすければ自分で交換することも可能でしょう。スポーツカーや大型SUVなど奥まっている場所にあれば作業難易度が高くなります。また締め付けトルクも決まっているので気を付けるようにしましょう。
ワイパー
言わずもがなフロントやリアウィンドウについている雨や水滴を掃くためのゴムの部品で劣化してくると拭き残しがあったり、ムラが出て視界が悪くなります。
交換費用は2本で1,000円~3,000、お店で頼む場合は500円~2,000円ぐらいです。また比較的自分でも簡単にできるので、ワイパー作動時に異音や拭きムラがあったら、都度交換するようにしましょう。
まとめ
車には多くの消耗品がありますが、今回は重要な消耗品の交換をご紹介しました。消耗品を適正な時期に交換することで車の寿命を延ばしたり、整備不良による重大な事故を未然に防げます。車検の時だけでなく、12か月点検の実施や日常点検を実施することで、愛車に長く乗っていけるようにしたいですね。

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