年々車の盗難は減少していますが、被害金額は大きくなっております。これは犯行の手口が組織的でなおかつ手口が巧妙で計画的になっているため、人気車や高級車が狙われやすい傾向になっているためです。本記事では盗難防止のための対策や道具やサービスを紹介いたします。
被害に合いやすい場所、時間帯
人目につかない屋外の駐車場は窃盗犯が、犯行しやすい場所となります。また時間帯は深夜から早朝にかけての被害が多く7割を占めておりますが、最近では白昼下の犯行も増加しております。
被害に合いやすい車
令和6年上半期での実際に盗難にあった車種を多い順に並べます。
- ランドクルーザー(トヨタ) 590台
- アルファード(トヨタ) 303台
- プリウス(トヨタ) 287台
- LX(レクサス) 112台
- RX(レクサス) 80台
- ハイエース(トヨタ) 60台
- ハイゼット(ダイハツ)55台
- クラウン(トヨタ) 44台
- LS(レクサス) 44台
- キャリィ(スズキ) 44台
※引用:警察庁 令和6年上半期における車両別盗難台数の状況 https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/bouhan/car/r6kamihankishameibetutounandaisuu.pdf
盗難件数上位の車種は人気車、高級車で海外でも高値で取引されている、日本で売却しても登録番号や車体番号から足がつくため、窃盗後は速やかに国外に輸出されてしまします。また車体をばらされてパーツ、部品として国内で転売されてしまうケースもあります。どちらの場合も一度盗まれてしまったら取り戻すことはとても難しいでしょう。そのため盗まれないための対策をするのが重要となってきます。
盗まれないための対策
窃盗グループは計画的に犯行に臨むため、盗難しやすい環境か車両がどうか入念に下調べをします。そしてどんな盗難防止アイテムも解除することは不可能ではありません。
しかし解除に時間がかかること、人目にかかることを嫌うので簡単に解除できないと思わせることが重要です。
そのため複数の盗難対策アイテムを組み合わせて、「盗難しにくい車」と認識させることが重要です。
盗難対策グッズ
イモビライザー
電子的なセキュリティシステムです。車とキーに登録されたIDを照合して、一致した場合のみエンジンを起動させる仕組みになっており、一致しない場合はたとえ鍵の形状が合致してもエンジンは起動しないようになってます。複製は困難な暗号技術が使われています。
リモコンキーの電波遮断ケース
自宅と駐車場または車庫が近いと、リレーアタックという車のキーの電波を増幅させ、本来車の間近にいなくては出来ないドアロックの解除やエンジンの始動ができてしまい盗難されてしまいます。
防止するために電波を遮断するケースに入れたり、玄関にカギを置かないといった対策が必要です。
ハンドルロック
ハンドルロックは2種類あります。一つはもともと車の機能としてついているもので、エンジンがかかってない状態でハンドルを切ると動かなくなるロック機能です。
もう一つはハンドルを棒状のもので固定し、物理的にハンドルが動かせなくなるようするものです。仮に車内に侵入されても、ハンドルが動かせなければ容易にクルマを動かすことができません。また、ハンドルロックは車外からも目立つため窃盗の抑止効果にも期待できます。
簡単セットで厳重にロックできます。 |
タイヤロック
タイヤにリング状の器具を取り付けて車を固定する装置で、取り外さないと自走できなくなりレッカーに乗せないと運べなくなるうえ、外すとなると非常に時間がかかるため盗難の抑止力となります。車自体の盗難対策だけでなく、タイヤ・ホイールの盗難防止効果にもつながります。タイヤロックはカー用品店で安価に購入でき、手軽に盗難対策ができます。ただ外さずに走行しようとするとホイール、車体が傷ついてしまうため要注意です。
車用カバー
カバーをかけることで、車種が分かりづらくなり人気車種や高級車であることを特定しづらくする効果があります。またカバーをかけることで雨や紫外線のダメージからボディを守る役割もあります。カバー自体に盗難防止の役割はないため他のアイテムと組み合わせましょう。
カーセキュリティー
車体に衝撃(ドアのこじ開けやガラスの破壊など)に反応して音や光を発して警告します。かなり目立ちますので窃盗の抑止力となるでしょう。
最近の機能性が高い物であれば人が近づくと反応するセキュリティシステムもありますし、ナビやドラレコとの連動も可能で、ドアパンチなどのトラブル、いたずら防止や犯人特定にも役立ちます。傷ついてしまった修理費用の請求をするために、録画装置との連動をしておけば安心です。
センサーライト
車両ではなく駐車場に設置するアイテムです。センサーライトは人感センサーにより、人が近づくと点灯してあたりを照らします。防犯対策をしているというアピールになり、車両だけでなく通常の泥棒に対しても効果的です。
車の追跡アプリ
盗難防止ではなく盗難された後の対策ですが、車にGPS発信機を搭載しておくことでスマートフォンに追跡アプリをインストールし車の現在位置を特定できます。
万が一車が盗難された場合に車両の位置が特定できるため、取り戻すことができる可能性が高まります。GPS発信機はバッテリーで稼働していることが多いため、バッテリー切れをおこさないよう注意する必要があります。
車両追跡サービス
こちらも盗難に合ってしまった場合の保険の対策となります。セキュリティー会社や車のメーカーなどが提供しているもので、盗難車両を追跡し、係員が現場に急行してくれます。位置情報を知らせてくれるサービスが付帯していることもあるので、安心・確実な盗難対策と言えるでしょう。
車両追跡サービスを利用するためには、セキュリティー会社やメーカーに申し込みをし、初期費用や月額使用料、オプション料金といった支払いが必要です。コストをかけてでも、自分の車を取り戻したいという方に向いています。
まとめ
愛車を盗難から守るためにおすすめの対策アイテムを紹介しました。対策アイテムは2重、3重と組み合わせて盗難から車を守りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント